本記事では、Linuxサーバのグループ削除時に利用するLinuxコマンドであるgroupdelについて紹介します。
それでは、具体的な使用方法について見ていきましょう。
コマンド文法
グループ削除で利用するgroupdelコマンドの文法は以下の通りです。
groupdelにはオプションはありません。削除したいグループ名を指定することでグループ削除が実行できます。
削除対象のグループ名をメイングループとするユーザが存在する場合は削除ができません。そのため、対象ユーザを事前に削除するか、メイングループを変更するなどして、事前に削除対象グループをメイングループとするユーザが存在しない状態にする必要があります。
groupdel [削除したいグループ名]
使用例
具体的なコマンド実行結果を見ていきます。
利用する実行環境のOSは「CentOS Stream release 9」です。
検証内容としては、事前に作成しているグループ名:test01を削除するコマンドを実行します。
事前準備として、グループ名:test01を以下の通り設定しています。
[root@test01 ~]# cat /etc/group | grep test01
test01:x:1001:
[root@test01 ~]#
実行コマンド
実行コマンドは以下の通りです。
groupdel test01
実行結果
実際にLinuxサーバで実行した結果は以下の通りです。成功した場合は特に標準出力としては何も表示されず、コマンドが終了します。(エラーの場合はエラーメッセージが出力されます。)
[root@test01 ~]# groupdel test01
[root@test01 ~]#
設定確認結果
グループが削除されているかを確認します。グループの設定ファイルである/etc/groupにtest01のグループが存在していないことを確認します。実行結果からtest01が削除されています。
[root@test01 ~]# cat /etc/group | grep test01
[root@test01 ~]#
まとめ
今回はグループ削除で利用するLinuxコマンドgroupdelについて紹介しました。
以下は設定方法のまとめになります。
- groupdelコマンドの使用方法は
groupdel [削除したいグループ名]
- オプションはありません。
- グループ削除の際は、事前に削除対象グループにメイングループとして所属するユーザが存在しない状態にする必要があります。
以上になります。ありがとうございました。
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